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陳式をはじめた人の話

  私が利用しているジムでは、簡化24式などを教えているプログラムがある。

  何度か参加したが、どうも陳式とは、まったく基本功からして違うので、どちらか一つにしたほうがいいと思い、結局、それには参加せず、ひとりで陳式の練習をしてきた。

  そこで簡化24式を教えている30代の女のS先生とは、顔見知りになり、私が陳式をしていることを話した。

  最近になり、陳式に興味をもったS先生は、陳式の教室で学びはじめたということだ。

  「陳式は、いいですね。簡化24式よりも、はじめに陳式から学ぶほうがいいですね。」と言う。S先生は、気功も教えていて、とても指導に熱心な人だ。だからこそ、よけいにその話は、印象深かった。

  その先生も、「まだ、動きに慣れてなくて、すこし膝が痛くなってしまいました」とのことだ。だから、太極拳をまったく知らない人が、はじめ膝が痛くなったりするのは、仕方無いのかもしれない。

  私も、膝を痛めたが、原因は、股関節をゆるめてないということだ。自分では、しているつもりでも、十分ではなかつた。あるいは、無意識にどちらかの足がすこし中に入ってしまうということだ。

  また、陳式は、基本功をしっかりと練習するのが大切で、そうしないと、自分の悪いくせが訂正されないままになる。そして、膝を痛めてしまう。

  套路の練習ばかりするのが、今の太極拳だが、本当は、基本功が一番大切だ。

  そういう話をS先生としていたが、「でもね。みんな、基本功だけだとつまらないので、やめちゃうのよね。満足感がないからかな。だから、どうしても、メインは套路の練習になるのよね」

  この二年間、ひとりで太極拳をやってみて、いろいろな発見があった。その一番は、基本功が一番重要ということだ。

  

  ひとりでも、陳式のファンがふえて、とても、うれしかった。

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