奈良旅行へ
奈良には、30年ぶりだ。夫も、若いころに、奈良に研修に行っていたので、そのころの思い出がある。
初日は、あいにくの雨で、奈良の興福寺から奈良公園方面に歩き、東大寺、二月堂、春日大社などを見て回った。雨のため、靴もぬれ、そのうえ、鹿のフンも踏んづけてしまいさんざんだった。
奈良の鹿が多いと聞いたが、やはり、多すぎる。特に、子供たちの声を聞くと、どこともなく集まってくる。あっという間に、20頭ぐらいが囲むようにして出てくる。
晴れていれば、ゆっくりとできたのに、少し残念だった。
私は、中学の修学旅行にきたので、その記憶をたぐっていたが、東大寺もすっかりきれいになり、「ほんとにここに来たのかな」と思ったぐらいだ。
奈良公園も、きっとまるっきり違っていたのだろう。
子供だったので、仏さまのことは、あまり熱心に見学していなかったから、こうして再び尋ねると、かえって新鮮にさえ思える。
この日も、多くの修学旅行の中学生や、社会科学習の小学生が訪れていた。また、外人さんたちも多かった。とくに、東南アジアのひとたちも、多く見かけた。
15日は、秋晴れで、とても気持ちのいい一日だった。
夫の思い出の寺、室生寺と長谷寺に行く。電車とバスを利用したので、奈良の風景や人々の様子もわかり、とても印象にのこった。
観光バスだと、こうはいかない。
どちらも山寺だが、ひっそりとしているのは、室生寺で、華やかなのは、長谷寺だ。階段が多く、両方を訪れたので、足が棒になってしまった。
私は、まだ、紅葉が少ししかないが、長谷寺からの山の風景は、とても美しいと思った。回廊も、とても印象ぶかい。昼は、にゅうめんを食べた。ここは、そうめんの産地なので、けっこういける。
午後は、近鉄の八木西口まで行き、商家の町、今井町を見学した。
町の中の道は、狭く、車は、入らない。そのうえ、迷路のようなので、なかなか目的の商家が見つからなかったし、建物の外からの見学だけのところも多く、なんだかよくわからなかった。
ここも、中学生や高校生たちがたくさん授業の一環できていた。そちらの印象のほうが強くのこった。
16日は、午前中のみだったので、薬師寺と唐招提寺を訪れた。
薬師寺は、中学の修学旅行の際、五重の塔の前で、お坊さんの説教を聞いたという記憶がある。やはり、当日も多くの修学旅行生たちが、講堂で説法を聞いていた。この子たちも、いつか私と同じく大人になって、また訪れたとき、どういう感想を述べるのだろうかと思ってみていた。
ここも、昔は、もっと地味だったと思うが、今は、建て替えて、とても、奇麗な建物になっていた。
唐招提寺のほうは、昔行ったかどうか思い出せなかった。今回、訪れたが、やはり「きていなかった」と思った。こちらは、とても、静かな寺で、落ち着く。
二泊三日の旅は、あっという間に終わったが、私は、母の実家が京都なので、祖父によく奈良に連れてきてもらったことがある。
浄瑠璃寺や秋篠寺などは、よく覚えている。その際、近鉄の車窓からみる奈良の田園風景が印象的だった。
今回も、その風景をみることができ、ますます奈良が好きになった。また、行こうと思っている。
写真は、長谷寺の五重塔である。



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